阿部謹也という歴史家の言葉に、こんなことがあります。
“自分の内面に呼応しない歴史は、私にとって存在しないも同然だ“
これは重い言葉です。
内面に呼応しないという表現は抽象的ですが、もっと簡単に言えば、ドキドキ
しないということです。最近の言葉で言えば、刺さらないということです。
逆に言えば自分の人生でも、自分の内面に呼応するものを選ぶことが大事だと言えます。
それは、人間関係や仕事、勉強など色々な場面に応用ができます。
自分のしていることで、何が一番ドキドキするかを考えてみましょう。
私達の身の回りでも、その基準で考えることができます。
―例の断捨離の運動をすすめた、やましたひでこさんの基準も同様です。
やましたひでこ:断捨離:残すモノの選び方(今と自分を基準に)
―大学入試でも私は、“人生の役にたつこと、面白いこと”を基準にした問題を出すべき
だと考えます。そして高校までの勉強の基準もそうすべきだと考えます。
例えば、日本史などでは:
A―江戸時代と現代ではどのような違いがありますか。あなたにとってどちらが幸せだと
思いますか。
B―アジアでは、日本を好戦国と考える国もありますが、何故だと思いますか。
C―日本が第二次世界大戦に参加したわけは、何だと思いますか。
こんなことを問うことが日本史の課題だと思います。けれども、慶応と早稲田の入試
問題をYouTubeで見たら、驚きました。過去10年の問題を抽出したというのです。
少ししかチェックしていませんが、これらの殆どが暗記物で言わば“どうでも良い知識”
としか思えませんでした。
慶応大学の日本史:https://www.youtube.com/watch?v=wIRA4LHW_Js&t=27s
早稲田の日本史:(24) ①早稲田大学・日本史一問一答 聞き流し10年分の入試過去問から選出・睡眠用にも使えます!! – YouTube
@私達も、人生で自分の内面に呼応する事柄を見つけたいものです。
阿部謹也:『読書力をつける(知のノウハウ)』日本経済新聞社1997年